ちょっと前のお話になりますが、
とっても嬉しいなぁ…と思うことがありました。
レッスンに通ってくださっていて、
今、いろんなことを、直向きに乗り越えてらっしゃる方がいるのですが、
先日、
『クラシックギターを始めたいなぁ…と最近急に思いまして…。』と、今の心境を教えてくださいました。
そのお話を聞いて、私は喜びが体にぶわぁ…と駆け巡りました。
音楽などは、誰かにとってはプラスアルファのものかもしれないけど、私は一人口ずさんで来た時間に、どれだけ救われたのだろうか…と思っています。
この世で生きていく上で
とても大切な喜びを宿してくれたり、
辛い時に、自分の奏でる音や発する声が
大切な存在として寄り添ってくれて、
そして灯台となってくれる。
そのように
彼女の中でも、音の世界がかけがえのないものに育ってくれているのだな…と、感動してしまいました。
丁寧に、純粋な思いで素敵な歌を歌ってくださる彼女は
きっとギターとも、ゆっくり誠実に向き合いながら、末長く大切に弾いていかれるのだろうな…と想像しています。
人ではない相棒ができることも
本当に尊いことですね。
きっと、私が伴奏して歌う時とは違い
すべて、彼女の流れの中で
ギターを鳴らし、声を発する。
その人100パーセントの世界
本当に美しいのだろうな…
レッスンを数年続けて来て
また新しい深い喜びに出会わせてもらった、一コマのお話でした。




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